化粧崩れの原因は3タイプ|皮脂・乾燥の見分け方と直し方
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この記事の結論
化粧崩れは皮脂崩れ・乾燥崩れ・混合の3タイプに分かれ、対策は正反対になります。Tゾーン中心にヨレてテカるなら皮脂崩れ、頬や口元が粉を吹いて剥がれるなら乾燥崩れ、両方同時に起きるなら水分不足が背景にある混合タイプです。皮脂崩れだと思って皮脂対策を強めると、乾燥崩れの場合はかえって崩れやすくなるため、まず崩れる「場所」と「崩れ方」でタイプを特定することが先決です。
朝はきれいに仕上がったはずなのに、夕方に鏡を見ると小鼻のまわりだけファンデーションがヨレて、毛穴に溜まっている。あるいは頬が粉を吹いて、ファンデが斑に剥がれている——。
「崩れにくい」と書かれた下地に何度も買い替えた。それでも同じことが起きるなら、問題は商品ではなく、自分がどのタイプの崩れ方をしているかを知らないまま対策を選んでいることかもしれません。
なぜ「崩れにくい下地」を買っても崩れるのか
化粧崩れという言葉はひとつですが、起きていることは大きく分けて2種類あります。皮脂が膜を押し上げて起きる崩れと、水分が抜けて膜が割れる崩れです。
この2つは原因が正反対なので、対策も正反対になります。皮脂崩れ用の下地は皮脂を吸着したり油分を抑えたりする設計ですが、乾燥崩れの肌にそれを使うと、ただでさえ足りていない水分がさらに奪われます。「崩れにくい」と書かれた商品を選んでいるのに崩れ続けるのは、多くの場合ここが噛み合っていません。
例えるなら、雨漏りする家に扇風機を置いているようなものです。湿気には効きますが、穴はふさがっていません。まず、自分の家で起きているのが雨漏りなのか結露なのかを確かめる必要があります。
崩れ方でわかる3タイプの見分け方
判断材料は2つだけです。どこが崩れるかと、どう崩れるか。夕方の自分の顔を思い出しながら当てはめてください。
タイプ1: 皮脂崩れ
- 崩れる場所: 額・鼻・小鼻のわき(Tゾーン中心)
- 崩れ方: ファンデがヨレて毛穴や小じわに溜まる。表面がテカる
- 時間帯: 昼過ぎから夕方にかけて進む
- 触った感じ: ぬるっとする
皮脂がファンデーションの膜を下から押し上げ、めくれて偏った状態です。毛穴のくぼみに溜まると、かえって毛穴が目立って見えます。
タイプ2: 乾燥崩れ
- 崩れる場所: 頬・口元・目のまわり
- 崩れ方: 粉を吹く、部分的に剥がれる、ひび割れたように見える
- 時間帯: 空調の効いた室内で早い時間から起きることも
- 触った感じ: ざらつく、カサつく
肌の水分が抜けて表面が硬くなり、その上に乗った膜が追従できずに割れている状態です。厚く塗るほど割れ目が目立ちます。
タイプ3: 混合(インナードライ由来)
- 崩れる場所: Tゾーンはテカり、頬は粉を吹く
- 崩れ方: 上の2つが同時に起きる
一見矛盾していますが、水分不足を補おうとして皮脂の分泌が増えている状態と考えると筋が通ります。表面の皮脂だけを見て皮脂崩れ対策を強めると、水分不足が進んで皮脂がさらに増える悪循環に入ります。
自分がこのタイプかどうかは、洗顔後に何もつけず5分待つ方法で確かめられます。詳しい手順はインナードライの見分け方にまとめました。
タイプ別の対策一覧
| タイプ | 主な原因 | 朝のスキンケア | 下地の選び方 |
|---|---|---|---|
| 皮脂崩れ | 皮脂の分泌が多い・油分の重ねすぎ | 油分は軽めに、水分はしっかり | 皮脂吸着・テカリ防止タイプ |
| 乾燥崩れ | 水分不足・膜の柔軟性不足 | 保湿を厚めに、なじませ時間を長く | 保湿・美容液タイプ |
| 混合 | 水分不足による皮脂の過剰分泌 | 水分を補い、フタをする工程まで行う | Tゾーンと頬で塗り分ける |
共通して効く3つのこと
タイプが違っても、次の3点はどのタイプにも効きます。
- スキンケアをなじませきってから塗る: 手のひらで顔全体を10秒ほど押さえ、肌がさらっとしてからベースメイクに移ります。表面に余っている水分や油分は、そのままファンデを浮かせる原因になります
- 薄く均一に伸ばす: 厚い膜ほど自重と表情の動きでヨレます。カバーしたい部分だけコンシーラーで重ね、全体は薄くするのが崩れにくい塗り方です
- 崩れたら足さずに、押さえて整える: 崩れた上から粉やファンデを重ねると厚みが増して悪化します。ティッシュで軽く押さえて余分な皮脂を取ってから、薄く直すほうがきれいに戻ります
なお、あぶらとり紙の使いすぎは皮脂の分泌を増やす方向に働くことがあります。ティッシュで軽く押さえる程度にとどめるのが無難です。
季節で崩れ方が変わるのは普通のこと
同じ人でも、夏は皮脂崩れ、冬は乾燥崩れに寄ります。気温が上がれば皮脂量が増え、湿度が下がれば水分の蒸発が早まるためです。
一年中同じ下地を使っていると、必ずどこかの季節で崩れます。年に2本を使い分けるほうが、通年で使える1本を探すより現実的です。季節ごとの肌の変化については季節の変わり目に肌が荒れる理由でも触れています。
まとめ: タイプを決めてから商品を選ぶ
- 化粧崩れは皮脂崩れ・乾燥崩れ・混合の3タイプ。対策は正反対になる
- 見分けるのは「崩れる場所」と「崩れ方」の2点だけ
- 皮脂崩れはTゾーンにヨレてテカる、乾燥崩れは頬が粉を吹いて剥がれる
- タイプを決めずに「崩れにくい」商品を買い替えても、噛み合わなければ同じことが続く
まずは今日の夕方、自分の顔のどこがどう崩れているかを見てください。それが決まれば、選ぶべき下地は自動的に絞られます。
自分のタイプが分かったら、崩れにくい化粧下地の選び方とおすすめ3選でタイプ別に選べる下地を比較しています。
崩れた毛穴の目立ちが特に気になる方は、そもそもの毛穴タイプを確かめておくと遠回りになりません。毛穴の開きの原因は3タイプで30秒でできる見分け方を紹介しています。
朝のスキンケアの順番があいまいなまま崩れ対策をしても効きにくいので、スキンケアの正しい順番もあわせて確認してみてください。
崩れた部分を厚塗りでカバーしがちな方は、コンシーラーの選び方で「必要な場所だけ隠す」やり方に切り替えるのが近道です。
※効果・使用感には個人差があります。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科専門医にご相談ください。
よくある質問
- Q. 皮脂崩れと乾燥崩れはどう見分けますか?
- A. 崩れる場所と崩れ方で判断できます。Tゾーン中心にヨレてテカり、毛穴にファンデが溜まるなら皮脂崩れ。頬や口元が粉を吹き、ファンデが部分的に剥がれるなら乾燥崩れです。
- Q. 化粧崩れ防止に皮脂を抑える下地を使えば解決しますか?
- A. 皮脂崩れタイプなら有効ですが、乾燥崩れタイプでは逆効果になることがあります。皮脂吸着成分は油分だけでなく水分も奪いやすく、乾燥由来の崩れをかえって進めるためです。
- Q. 下地やファンデを厚く塗れば崩れにくくなりますか?
- A. 逆効果です。厚みのある膜ほど自分の重さと表情の動きでヨレやすく、崩れたときの境目も目立ちます。薄く均一に伸ばすほうが崩れにくくなります。
- Q. 朝のスキンケアは化粧崩れに関係ありますか?
- A. 大きく関係します。スキンケアが肌になじみきる前にベースメイクを重ねると、余った油分や水分がファンデを浮かせます。手のひらで軽く押さえ、肌がさらっとしてから塗り始めてください。
- Q. 季節によって崩れ方が変わるのはなぜですか?
- A. 気温と湿度で皮脂量と水分蒸発量が変わるためです。夏は皮脂崩れ、冬は乾燥崩れに寄りやすく、同じ下地を一年中使っていると崩れる季節が出てきます。
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